こんにちは。加藤路瑛です。気がつけば僕も中学3年生になっていました。
久しぶりの投稿ですが、これまでに挑戦したこと(=実験したこと)はたくさんあって、その結果が出ているものもあるので、少しずつ実験結果を出していこうと思います。
失敗ばかりの僕ですが、今回は悪くない実験結果です。失敗レポートを期待している人、今回はすいません。でも、ちょっと勉強になるお話だと思います。
無報酬のイベントの出演オファーがきたらどうするか
生意気にも中学1年の冬から、いろいろなイベントに声をかけていただき、出ています。中には、十分すぎる講演料を用意していただくこともありますが、遠方の場合は、飲食代やお土産代で吹き飛んでしまう講演料もあります。とはいえ、中学生の僕に登壇オファーしてくださり、講演料をお支払いしてくださるのは、大変光栄なことで、感謝しています。
もちろん、今まで登壇したイベントの中に少ないですが無報酬で参加したものもあります。(と言っても、クラウドファンディング でご支援いただいていたり、何かしら関係があってのことです)
今までの関係性が全くない方から無報酬でイベント登壇を依頼された時は、申し訳ないですがお断りしています。イベントや主催者のビジョンに共感できたり、相乗効果があると思えば、無料でも相談に乗ることはできると思うのですが、全く話したこともない人から、第一声が「イベントに出て欲しいけど無報酬です」とメールがきたら、「ごめんなさい」とお断りしています。十分な講演料を用意してくださった方々にも失礼だと思いますし。
そんな中、僕が無報酬で登壇したイベントがあります。それが、FRJ2019です。
ファンドレイジング協会の大イベント
https://jfra.jp/frj/index.html
ファンドレイジング協会が1年に1回大きなイベントを開催しています。2日間の開催で参加費なんと¥42,000円(当日券・一般)という高額イベントです。早割でも高額です。
ファンドレイジングとは、資金調達のことで、NPOなどの資金調達をするファンドレイザーの資格をとったり勉強できるのがファンドレイジング協会です。
駒澤大学で開催され、たくさんの講座が企画され、講師陣も豪華なのです。
そんな中で、僕にも登壇オファーが来たのです!
講座テーマは「学生起業家たちがつくる新しいセカイ」
https://jfra.jp/frj/inspire/36.html
ご連絡をいただいた時は、駒澤大学が遠いことや、土曜日は学校があること(当時は私立中学に通っていた)、移動時間も含めて拘束時間が長そうなこと、そして何より「無報酬」ということで、引き受けていいか少し悩みました。
FRJ2019に参加してみる
参加を決意した理由は2つあって
・CAMPFIREさんが僕を推薦してくださったとFRJの方にお聞きしたから
・参加することで人脈や世界が広がるかもしれないから
・FRJ2019の規模がいままでの規模よりはるかに大きかったから
他にも、FRJの方が説明に来てくださり、とても丁寧にお話してくださったのも大きいです。この時点では、一緒に登壇する方の情報もなかったのですが、もし分かっていたら迷うことはなかったと思うくらい、豪華な方と登壇できました。
僕にとっても、経験値として最高にいいイベントとなりました。
イベントから藤澤直武さんとの出会い
FRJのイベントに出た頃、僕はU-18専用のクラウドファンディングのプラットフォームのベータ版をリリースしていて、テスト運用のために自分でクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げていました。
このクラウドファンディング事業の顛末はこちらをご覧ください。(要は、サービス終了させています)
このクラウドファンディングで支援してくださったのが藤澤さんでした。この時点では、無名のクラファンにどうしてご支援してくださったのかわからなかったのですが、後からお聞きしたら、このFRJ2019で僕の話を聞いて支援してくださったそうなのです。
その後、僕は「18歳以下が販売権を持つ雑誌」を創刊しようと動くわけですが、その編集メンバーに藤澤さんが立候補してくださり、雑誌のスポンサー枠も一番乗りで立候補くださいました。(雑誌事業の取り組みについても、TANQ-JOBで今後、お話したいと思います)
雑誌の記事自体は挑戦する18歳以下の人たちを紹介してくもので、藤澤さんは僕を紹介する記事のライターとして立候補してくださいました。日の目を見ることがないかもしれない藤澤さんの原稿の書き出しをこの際、公開します!
ある日の駒澤大学。この大学に日本中からファンドレイザーという社会貢献のプロフェッショナルの大人達が1,500人以上集まり、講座が各教室で行われていた。加藤路瑛(以下、加藤氏)は、その一室で、若年起業の講演をしていた。
そのクオリティは民間企業のプレゼンレベルである。社長だから当たり前と言われればそうかもしれないが、なぜ彼は、大人の心を動かすような起業を行い、これから何をしようとしているのか。少し明らかにしたい(担当:藤澤)。
「子どもたちが自分の可能性に希望を持てる社会を作る」という理念
起業のきっかけは、あるカードゲームの草案者が12歳と知ったこと。親子起業という形でならできる。そう考えた彼は、母親の咲都美さんを代表取締役、自らを社長として株式会社クリスタルロードを設立した・・・・・(続く)
と、行動力のある応援者となってくださったのです。「応援する」と言葉で言うのは簡単ですが、実際にお金を出してくださったり、新しい挑戦を一緒になって自分の時間を使ってまで応援してくださる方はめったにいません。
さらには、
こんな僕の個人的な願望ツイートを見て、「岡山で講演会を企画します。講演料があれば、出雲までいけるでしょう」と連絡があったのです!!!!
そんなわけで、僕は2020年1月、藤澤さんのサポートのもと岡山で2つのイベント・講座に登壇させていただきました。
もちろん、出雲大社にも行くことができました。藤澤さんとのストーリーはまだ続くのではないかと思っています。こんな感じで、FRJのイベントに出たことで藤澤さんと出会い、いろいろな経験をさせてもらい、支援をいただいている状態です。
イベントから仁禮彩香さんとの出会い
FRJ2019で一緒に登壇した方に仁禮 彩香(にれいあやか)さんがいらっしゃいます。14歳で起業し、高校1年生で自分が通っていたインターナショナルスクールを買収し、今2社目に挑戦している大学生です。イベントで仁禮さんの話を聴きながら、面白すぎて、破天荒すぎて、最高すぎて、興奮しました。僕のはるか上を行ってます。
イベントが終わって挨拶したときに、仁禮さんから「来年度スクールのメンターとして来て欲しい」と言ってくださり、とても嬉しかったのを覚えています。
そして、本当に仁禮さんの経営されているスクールのメンター(講師)として誘っていただきたのです!
小・中・高生のための起業家教育 TimeLeap Academy
https://www.timeleap.today/academy
教育プログラムもすごいですし、講師陣が豪華なのです!オンラインで受講可能なのでぜひ、中高生や保護者の方は、サイトを見てもらえたらと思います。
実は僕は、メンターやらせてもらいながら、アカデミー生としても参加させていただくことになりました。なぜって、講師がすごいからです。プログラムがすごいからです。ということで、宣伝ぽくなりましたが、生徒として、事業計画、資金到達、プロダクト制作、社会実装をしたいと思っていますので、一緒に頑張る生徒(仲間)にも出会えると嬉しいです。
このように、FRJのイベントから、子供向け起業塾の講師(メンター)をやらせてもらいながら、生徒として事業計画を進めるチャンスをいただいてしまいました。
仁禮さんとは、同じ起業家として、似たようなビジョンを持つ先輩として、そしてアカデミーの先生として(僕は生徒)、これからもご縁が続くかと思います。
実験(挑戦)まとめ
このように、1つのイベントに出て、人との繋がりや仕事や世界が広がることがあります。というか、何か行動したら、何かリターンがあります。それがお金のこともあれば、人やチャンスだったりするのです。
僕が「無報酬の仕事はやらない」としていたら、藤澤さんにも仁禮さんにもお会いできていません。そう思うと、判断基準を「目の前のお金」にしたら、その先にあるチャンスやお金を手にすることはないと思うのです。