「中学生社長が1年間メディア運営をやってみた」実験レポート

探究&実験レポート

こんにちは。中学生社長・加藤路瑛です。このサイトは僕の挑戦を赤裸々にレポートしていく個人メディアとしてリニューアルしました。

Twitterなどではうまくいっている部分やいい面だけを伝えてしまうことが多いですが、実は半端ないほどたくさん失敗しています。失敗という言葉は、あきらめた時に使う言葉だと思っているのであまり使わない言葉ですが、わかりやすく伝えるために、あえて「失敗」という表現をします。

人生も起業も実験であり壮大な遊びだと思っています。起業が遊びや実験だと言うと怒られそうですが、本当にそう思っています。挑戦という言葉を使うと、一歩前に出るのが難しく感じる人もいると思いますが、「実験」と表現を変えたらどうでしょうか?実験には失敗がつきものなので、急に何か少しやれそうな気がしませんか?

挑戦が難しいのは「失敗」が怖いからです。実験がしやすいのは「失敗」が前提だからです。

僕の実験と失敗を全て公開していくので、失敗は怖くないと思ってもらえたらと思います。

TANQ-JOBのはじまり

このメディアTANQ-JOBは2018年10月にオープンしました。オープンの頃に考えていた内容は、以下のような感じです。

このメディアは、小中高生に様々な職業情報を届け、子どもの起業や稼ぎ方の情報など、子どもが生きていく力を身に付けることを目的に開設しました。

さらに、このメディアサイトは、小中高生のみで運営します。

1)子ども起業家、親子起業家の紹介
2)起業以外で目標に向かって頑張っている子どもの紹介
3)大人の起業家、投資家、企業家の紹介
4)(起業ややりたいことを優先できる)進学・勉強情報
5)TANQ-JOBスタッフの活動報告
6)起業方法などの情報
7)イベントや起業塾、ビジネスコンテストなどの情報

子どもを理由に「今」をあきらめなくていい社会を目指します。
子どもにも大人にも「面白い」と感じてもらえるメディアにします。よろしくお願い申し上げます。

TANQ-JOB創刊のあいさつ文より

主に、
2)起業以外で目標に向かって頑張っている子どもの紹介
3)大人の起業家、投資家、企業家の紹介

をメインに考え、人に紹介をしてもらいながらインタビューをはじめました。

インタビューは学びの宝庫だった

記事を作成するのにインタビューは必要ですが、すぐに会いにいける人ばかりではないですし、お互い時間が限られていますし、効率化のために合わないでメールなどでやり取りしながら最初は記事を書きました。

と言いますか、中高生の記事はほとんど会わずにTwitterのDMやメールで質問して回答をもらい記事にしました。同じように、逆に僕がインタビューをされるときも、高校生や大学生からのインタビューはほぼTwitterで回答でOKな状況でした。

しかし、大人向けにそれをやると失礼だと言われ、会ってインタビューをさせていただきました。最初のインタビューは、クラウドファンディングで支援してくださった方が紹介してくださった方をインタビューしました。

はじめてのインタビュー、緊張しました。そして、インタビューが下手すぎました。まず、質問内容をなんとなく考えてはいましたが、無計画なインタビューをしてしまいました。

そこで、インタビュー内容を事前に考えて、表にしたものを印刷して持って行くことにしました。

↑2回目のインタビュー。実はNHKの取材が入っていて別の意味でも緊張。

事前に質問したい内容が手元にあると、質問内容を忘れることもなく気が楽でした。でも、質問通りに進めてしまうので、せっかくいい話をしてもらっているのに深く質問することもできず、「では、次の質問です。」とロボットのようにインタビューをしていました。

どうやったら、スムーズな会話ができるのか悩みました。一緒にインタビューに来てくれている母には、「もっと人に興味をもたないとインタビューはうまくならない」と言われましたが、どうすれば人に興味を持てるのかわかりませんでした。僕なりに相手に興味を持って、聞きたいと思う態度でインタビューはしていたのですが。

そして、ついに事件が!

↑「NO MORE映画泥棒」も手がけた映画監督、耶雲監督へのインタビュー

事務所の方をを通して、質問したいことは事前にお渡しし、机の上にも質問項目を書いた紙を置いていましたが、

「用意された質問は面白くない。フリートークで楽しもう」

と言われてしまったのです。コミュ障気味の中学生男子ですよ!はずむ会話とは何ですか?という状態ですよ。変な汗かきながらやりました。そして、「インタビュー下手だよね」と言われてしまう・・・。

しかし、会話の中で耶雲監督も今まで考えたこともなかった質問をされて、そういうのがいいんだよ。と言ってもらえました。子どもであることを武器に、大人の人が遠慮して聞けないこともどんどん質問してみるといいよ。とアドバイスをいただきました。

↑変な汗をかきながら頑張ったインタビュー記事。是非、読んでください!

インタビューする人間としては、なかなか成長することができないまま、苦手意識が消えることはなく、いつの間か自分でインタビューには行かなくなってしまいました。

メンバーは増えたのに

チーム作りは難しかった。リーダーの素質ゼロ。

「TANQ-JOBは小中高生のみで運営する」という特長があるメディアでした。TwitterなどでTANQ-JOBのメンバーを募集したら、20人くらい集まりました。メンバーは小学3年生から高校3年生までいました。

ライター希望、イラスト希望などやりたいことはあったと思いますが、ほとんどの人が未経験です。さらに、編集長である僕自身が、ライターも画像編集もイラスト制作も未経験です。いったい何をどうやってもらえばいいのかわかりませんでした。

主体的な人はどんどん取材をして記事を書いたり、自分から画像編集を提案してくれたりしました。しかし、多くの人は「やりたい」と名乗りをあげてくれただけで、その後のアクションはありませんでした。

後から他のことで学んだのですが、「やりたい人!」と募集して、「やりたい」と手をあげる人はそれなりの人数がいるのです。しかし、手を上げてくれた人が本当にやるかは、その人次第なのです。色々な理由でやれない理由を作ってしまいます。

本当は編集長として、「やりたい」と手をあげてくれた人が、次の行動を起こしやすくする流れを作るべきだったと思います。今はそう思えますが、以前は、行動する人と行動しない人の差が大きくて、どうしたらいいのかわからず、結局、やってくれる人の自主性に頼ってしまいました。

編集長の役割とは?子どもなら低レベルでもいいのか?

メディアの編集長はどんな仕事をしているのでしょうか?僕はその現実を知らないまま、名前だけ編集長を名乗りました。

記事ができて、みんなで意見を出し合って修正して公開する。

メディアのことを勉強しているメンバーもいて、SEOやアイキャッチ画像の質なども話題に出る。

プロではないメンバーにどこまでのレベルを求めていいのか分からない。今、がんばったら、将来、きっと役に立つだろう。だから高いレベルを求めたい。でも、報酬をもらってやってる訳ではないメンバーだし、やっぱり僕たちは小中高生なんだし、お互いがどこまでのレベルをゴールにすればいいのか、分からない。

本当は、メディアとして目指す記事の質も編集長として考えて、みんなに伝えなかればならなかったと思う。だけど、僕はあまりうるさく言うのが好きではない。

つまり、編集長失格だ。

それは、小中高生だけで運営しようと思ったからなのだろうか?それとも、無報酬で主体性に任せてしまったからなのだろうか?

色々な理由はあるけど、僕が編集長としてはレベルが低いことが最大の原因だ。

メディアの居場所を求めてnoteへ

新R25の記事は面白い。あんな感じのメディアにしたい。そうは言うけど、そう簡単にできるものではない。そして、ネットで調べれば調べるほど、ウェブメディアは大量にある。そして、見飽きるくらいにインビュー記事は多い。気持ち悪いくらいに、多くのメディアがインタビュー記事を出している。

もう、これだけメディアが溢れている中で、どう頑張っても僕たちは埋もれてしまう。

どうすればいいか悩みに悩んで、僕は1つの答えを出した。

「noteに移行しよう」

noteにはnoteの世界観がある。そしてハッシュタグで繋がれる。Twitterとの相性もいい。サポート機能というものがあり、面白い記事に投げ銭もできる。ライターのチャンスになるかもしれない。だから、noteの世界に居場所を探した。

noteマガジン「TANQ-JOB」

https://note.mu/tanqjob/m/m59af838e47d5

↑ 是非、noteマガジン「小中高生のための職業探究ウェブメディアTANQ-JOB」を読んでください。面白い記事がありましたら、ライターにサポート(投げ銭)もお願いします。

noteマガジン「TANQ-JOB」のメンバー募集!5名限定(小中高生のみ)

noteマガジン「TANQ-JOB」のメンバーになりたい小中高生を募集します。今回は5人限定です。(運営の流れができたらメンバー増やします。)

記事の内容

・これからの社会で生きていくための働き方や職業探究できるような記事
・何かに挑戦している人(大人も子どもも)の紹介記事

応募条件

・18歳以下でTwitterのアカウントを持っている人(12歳以下は親管理のアカウントであることをプロフィール欄に書いてある人)
・noteのアカウントを取得できる人
・親にTANQ-JOBに申し込むことの許可を得ている人
・丁寧な言葉と考えで文章を書ける人

※先着5名ではなく、Twitterのツイート内容やDMでやり取りした対応でメンバーにお迎えするか判断させていただきます。

メリット

・ライターや画像編集、メディア運営などの経験値を積める
・1人でやるより、多くの人に見てもらえる可能性がある
・自分のnoteとTANQ-JOBのマガジン両方に掲載されるので一石二鳥
・サポート(投げ銭)される可能性も増える

応募方法

・加藤路瑛のTwitterにDMで「TANQ-JOBライター希望」とご連絡ください。(鍵アカやツイートが全くない場合は判断できないので、お断りする確率高いです)
・Twitter以外に発信しているSNSやメディアがあれば申し込みの時に一緒にご連絡ください。

加藤路瑛のTwitter

と言うことで、noteマガジン機能を使って小中高生で運営したらどうなるかの実験スタートです。

メディア運営は失敗だったのか?実験結果検証。

ビジネスにおいてのメディア運営は「スポンサーによる広告収入」か「アドセンスの広告収入」かのどちらか、または両方がスタンダードな収益モデルだと思います。

アドセンス収入について

まず、アドセンス収入について。

はじめの頃、アドセンスつけていました。月間PVが5000くらいの時です。月数千円の収入です。TANQ-JOBのメンバーには言わなかったのですが、他のメンバーの記事が増えて来た時、「質の悪い記事(コピペ)が多い」とアドセンスのアカウントが止まってしまいました。該当記事を削除して、メディアとしてアドセンス的に好ましい状態にすることが必要だと思いましたが、僕はせっかくみんなが書いてくれた記事を削除することができませんでした。どれがアドセンス的にNGなのかも分かりませんでした。

だから、アドセンス収入はいらないと判断しました。

その意味で、アドセンスの広告収入のないメディアを企業として運営していたのは、経営の視点からみたらダメだったと思います。でも、そうだからこそ、別の方法がないかと考えたり、メディアの位置付けを考えたりするきっかけになってくれたと思います。

ちなみに、noteに記事を移行し、このメディアの記事を整理して、アドセンスに再申請したら、審査通りました。「メディアでアドセンスをつけたらどうなるか」の実験をするかは、まだ決めていませんが、記事の下の方にだけ広告を入れて見ました。でも、やっぱり外すかもしれません。メディアとして綺麗じゃない。もう少し考えてみます。

企業スポンサー収入について

メディア運営をやるなら、企業スポンサーは狙うつもりでした。メディアを立ち上げ、まだ1人でやっていて、TANQ-JOBフレンドが集まりかけていた頃、ある広告代理店の方に「応援したい」と連絡をいただき、会いに行って来ました。

そこで初めて「媒体資料」という存在を教えてもらいました。運営するメディアのPV数や利用者数などのデータを見せながら、スポンサー金額を書いておくものでした。多くのメディアにはサイトのどこかに媒体資料がのっているから見ておくといいと言われ、少し研究しました。

そして、以下のようなスポンサー募集ページを作り公開しました。媒体資料は難しく、すぐに作れなさそうだったので「媒体資料を準備中です」と書きました。実際、1年運営して、まだ作成していません。

スポンサーには実は2社検討してくださった企業があります。結局、スポンサーになっていただけませんでした。

また、これをきっかけに、個別指導塾スタンダードさんがスポンサーになってくださったのですが、TANQ-JOBというメディアのスポンサーではなく、モデル契約という形のスポンサーになってくださいました。

企業スポンサーがつくほどの価値や魅力のあるメディアに1年経ってもできなかったのは、経営の面から見たら完全に失敗だと思います。

ポルカ収入という変則技

僕の書いた記事にはポルカのリンクが貼ってありました。ポルカとはフレンドファンディングと言って、手軽なクラウドファンディング です。僕はポルカを利用して投げ銭してもらうことにしました。

7ヶ月くらいポルカのリンクを貼っておいて合計20万円くらいの支援をいただきました。リターンは「面白い記事を書きます」でした。

他のTANQ-JOBメンバーでもポルカのリンクを記事に貼った人がいました。月に1万円くらい得ていたように思います。

このようにライターにポルカで投げ銭という機能を考えた僕は天才だと思いました。あまりそのような使い方をしているメディアは見かけませんが、真似してもらって大丈夫です。(ただし、信用貯金を使い切ると大事な時に支援してもらえなくなるので乱用注意です)

ポルカ収入は、メディア収入のメインのようになってしまいましたが、記事を見て投げ銭してくれた方は少ないと思います。ポルカに何度もピックアップ企画にのせていただいた効果が大きいですし、僕のTwitterのツイートを見て支援してくれた人もいます。純粋にメディア収入にはできない状態です。

8月からポルカの利用はやめていました。僕自身が、クラウドファンディング 事業に挑戦したので、ポルカではなく、自分で運営しているクラファンサイトで投げ銭してもらおうと計画していました。その話はまた別の実験レポートでお伝えします。

そして、ポルカの掲載をひっそりと復活させてみました。ポルカからしばらく離れていて、Twitterでもポルカの話題をあまり見かけなくなったので、今、ポルカはどのような状態なのでしょうか?ポルカのプロジェクト期間は30日。どうなるのか実験してみます。

収入面以外は最高に学びとなったメディア運営

メディア収入としてはボロボロ状態ですが、インタビューで素晴らしい考えをしている経営者の方にお会いでき、話ができ、縁ができたのは僕にとっての財産の1つです。

ただ学校に通っているだけでは、知ることができなかった世界や人や価値観に触れることができたのは、本当にすごいことで、メディア運営してよかったと思っています。

そして、多分ですが、小中高生が「メディア運営しています。インタビューさせてください」と言ってダメと言う人は少ないと思います。年齢とメディア運営を武器に会いたい人に会える。すごい武器です。

この武器を使って、数年以内にZOZOの前澤社長に会いたいと思っていましたが、いつの間にかZOZOの社長をやめられていました。また別のアプローチでお会いできればと思っています。

続けることの大切さ

順調ではなくなると、そこに興味がなくなって、どんどん違うことに興味を持ってしまいます。僕にとってのTANQ-JOBもそのような感じになってしまった気がします。

メディアとして何を伝えていくかが重要になりますが、メディアを立ち上げようと思った頃とは違い、メディア運営以外の伝え方を僕が知ってしまったこともあり、運営に力を入れれませんでした。

メディア運営を一人でやる場合とグループでやる場合では、やり方も違うはずですが、そこの違いを理解できないままやってきてしまいました。

noteマガジン「TANQ-JOB」では小中高生のメンバーで難しいことは抜きにして楽しく運営してみたいと思います。

そして、ご覧くださっているこのメディアは、僕の個人メディアとして、これまでにやって来た数々の挑戦という名の実験結果と、これからの実験について、可能な限り赤裸々に伝えるメディアにしていこうと思います。これからもよろしくお願いします。

加藤路瑛の挑戦(実験)をサポートお願いします!